2014年06月07日

★国家の殺し方。う〜むむ、オーストラリアに見る、「米豪FTA」後の悲惨さが教えるもの

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ニッポン人の心と体を救う!

       ★短縮版メルマガ「暮しの赤信号」★

  〜本誌には、「短縮版」と「完全版」の2種があります〜

      2014年6月4日(水)号
No.1881−「短縮版」

まぐまぐ!、メルマ、エキスパートメールの、合計約7000部発行
   月〜水の「早朝5:00」に配信。創刊は2004/10/5号
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『危険な食品』(宝島社新書)や『脱コンビニ食!』(平凡社新書)
などの著者で、食生態学者、そして日本危機管理学会員でもある
山田博士(ひろし)が配信。食べものだけでなく、人としての生
きかたを考えます。なんともユーモラスな文体が人気のようで……。



            ▼お知らせ▼

   〜先日もお伝えしましたが、明日「木曜日」は休刊です〜

     6/2(月)号でご案内したように、本誌は現
     在、「月〜水」の週3回、発行しています。

     そのため、明日の木曜日は休刊となりますので、
     よろしくお願いします。

     今後とも、どうぞ、メルマガを楽しんで下さい。
     内容は、ますます「楽しい」ですよ。

     取り急ぎ、用件のみにて。





           やあ、こんにちは。
          山田博士(ひろし)です。
  お元気でしたか!

今日もまたお逢いしましたね。
嬉しいです。

地球という星を平和にしたい。
そして子どもたちの頬(ほほ)に流れる涙をストップさせたい。
ぼくはいつもそれを望んでいます。
そのために、「食べもの」が人を180度変え、家族を変え、
文明を変え、歴史を変えてきた、重い事実を、
ぜひ知ってほしい……。





            ▼本日の目次▼

【1】山田流「時事呆談」:

     国家の殺し方

     〜う〜むむ、オーストラリアに見る、「米豪FTA」後の
      悲惨さが教えるもの〜

【2】本日は、下記のぼくの「作品」をご紹介しています!
   メルマガだけではなかなか山田の100%をお伝えできない
   ために、ぼくの作品を案内しています:

        (水曜日は、月曜日の再案内です)

           ニッポンを明るくする
         ★山田の取材肉声in「博々亭」★
(音声作品です)
  最初の分は、いますぐにお聴きになれます!
   第2回〜第4回は、有料ですが読者限定価格ですので、どうぞ。





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【1】

           ▼山田流「時事呆談」▼


            国家の殺し方

 〜う〜むむ、オーストラリアに見る、「米豪FTA」後の悲惨
  さが教えるもの〜

______________________________
 (この欄は、毎週、水曜日に掲載します。どうぞお楽しみに!)




★農業が工業化したのは、ぼくたち「2世代」に過ぎないんだ……


昨日の早朝の市民農園。

空を仰げば、重い雲が立ちこめてはいましたが、いつの間にか、も
う真夏がやって来たかのような、蒸し暑さでした。

ふう、暑〜〜〜い!

ぼくは、その日も、借りている市民農園の真ん中で、両足を開いて
立ち、額(ひたい)からジトジト〜ッと流れ落ちるる汗をぬぐいな
がら、ため息をついていました。

いつの間にか、真夏です。

でも、そ暑さとともに、大きく育った野菜たち。
彼ら彼女たちが、なんとも可愛いんですね。

彼らの世話をしっかりとしていないずぼらなぼくなんですが、作物
たちは、ぼくの思いを知ってか知らずか、ズンズンと育ってくれます。

本当に、ありがたいこと。
こんな嬉しいこと、世の中に、ありますか。

もちろん、ぼくがズル休みをしたときなどは、畑の作物たちはみん
なで肩を組み合って、ぼくへの「恨み節(ぶし)」を歌っているの
でしょう。

でも、そんなこと、知るよしもありません。

彼らの生きる努力などまったく知らないお気楽なぼくは、いつも畑
で彼らと顔を合わせるたびに、「おうおう、大きくなったじゃない
の。へえ、よしよし……」なんて言いながら頭を撫でてやっています。

じつは、農業というのは、ぼくたちのずっとずっと先祖の時代から、
こうした「家族ぐるみの営(いとな)み」だったわけなんですね。
それらの営みを農業……と言いました。
けっして「産業」じゃない。

だからこそ、こうして、ぼくたち人間は、自然から大きな恩恵を受
けてきたわけなんですね。

ules Prettyさんと言う人が、ある本で述べています。

いままでの人類の35万世代は、狩猟採集民でした。
そして、そのあとの600世代が農民だったわけですね。

さらに、この地球上のいくつかの地域では、ここ8世代〜10世代
が産業化を体験してはいますが、いまのように農業が工業化されて
しまったのは、ほんの「この2世代に過ぎない」と……。

よろしいですか。

ぼくたちがいま、農業だと信じて疑わない範疇(はんちゅう)は、
いままでのぼくたちの先祖さんたちが培(つちか)って来た農業と
は、天地の差なんですね。

いまぼくたちが目にしているような工業化されたものは、本来の農
業じゃない。

多くのかたは、このような工業化された農業だけを農業だと信じて
疑わないのでしょうが、一つの決まった作物だけを農薬や化学肥料
をドンドン与えて大規模的に「効率よく」育てることを農業だと考
えていらっしゃる。

たった一つの作物しか作らないようなこれら大規模の農業は、単一
栽培(モノカルチャー)と言われますが、現在は、各地で行われて
いますよね。

ある場所ではキャベツだけ。
ある場所でな長ネギだけ。
ある場所ではジャガイモだけ。
ある場所では大根だけ……というふうに。

これは、日本国内だけでなく、世界的規模でも言えます。
欧州がアフリカなどに、ある単一作物だけ押しつけていることなど。

でも、こうした単一栽培では、病害虫が蔓延(まんえん)します。
だって、農地の多様性がなくなりますからね。
そしてそれにともなって、必然的に天敵がいなくなりますからね。

そして、虫たちの一生は人間と違って非常に短いですから、農薬へ
の抵抗性も非常に速く発達します。
つまり、いままでの農薬が効かなくなる。

そして、ドンドンドンと、強い農薬が必要となり、人間の体への影
響もドンドンドンと……(笑)。

でも、大量に作物を作れるならよし、という発想のため、それを食
べる消費者の明日のいのちについては後回しにしながら、今日まで
進んできたわけです。

そして、政府の面々が叫んでいます。

小規模農業?
自給自足の小規模農業?

ふふふ……そんなもの……時代遅れですよ。
農業にも、ほかの産業のように、ドンドンと資本を投下して、もっ
ともっと効率的に大量に作物を作るようにしなくては、いまの時代、
とても生き残れませんよ。

農業を株式会社化すること。
え、山田さん、それこそが大切なのじゃありませんか。
そうでなければ、外国資本に負けてしまう。

……なんて、いつも叫んでおります(笑)。

う〜むむむのむむ。
ぼくも、同様に……逆の意味で唸(うな)っております。

しかし、こうした●●が進めば、農民たちは、自分で自給自足する
ための作物を作ることができなくなります(●●は下記の設問を)。
そうですよね。
いくら何でも、朝から晩まで、単一作物の長ネギばかりをかじるわ
けにはいきませんし……。

そのため、外で働いて現金を得る必要が出ます。
つまり、農業の解体ですよね。

いままでのように、自給自足型の農業なら、さほど現金は不要でし
たが、いまのように工業化した農業では、必然的にほかの場所で働
く必要が出てくるわけです。

こうして、日本の農業が各地で少しずつ解体して行くことになった
わけなんですね。

それをもっともっと極端に進めるのが、いま水面下で……いや水面
上で進んでいる、TPP(環太平洋経済連携協定)。

ところが、南太平洋にあるオーストラリアでは、すでにその前段階
のFTAという協定を結んだために、いま、悲惨な結果が……。


★オーストラリアでは、このFTAのせいで、国家が殺されてしま
 った……


あの広大なオーストラリアも、いま大変な状態のようです。

この「FTA」とは、「Free Trade Agreement」のことで、物品の関
税や、その他の制限的な通商規則、サービス貿易等の障壁など、通
商上の障壁を取り除く「自由貿易地域」の結成を目的とした、2国
間以上の国際協定……のことなんですね。

TPPは、その「環太平洋版」……とでも言えばいいでしょうか。

この「米豪FTA」が締結されたのは、2004年2月のことでした。

そしてその発効が2005年1月だったのですが、その結果は、オ
ーストラリアにとって……散々たるものだったんです。

いま進行中のTPPが妥結されれば、日本も同様な状態になること
は必至でしょう。
けっして日本だけが例外ではない。

これらの詳しい内容を、シドニー大学で政治経済学を教えるリンダ
・ウェイスさんたちが、本にまとめております。

その名前は、『国家の殺し方〜オーストラリアがアメリカと結んだ
破滅的な貿易協定』というもの。

この本の書名もそうですが、その中身もかなり衝撃的なものでした。

この本では、この刊行直前に締結された「米豪FTA」を痛烈に批
判しております。

この書名のように、「国家の殺し方」というのは、少々大げさかも
しれませんが、このFTAのために、その後のオーストラリアは、
かなりの悲劇を被(こうむ)ったわけなんですね。

その本によりますと、オーストラリアがアメリカからの輸入品にか
けてきた関税や障壁は、その「ほとんどが撤廃」されてしまったと
言います。

ところがその反対に、アメリカがかけているオーストラリアからの
輸入制限の解除は、わずかな見直しが段階的に行われただけ。

いやあ、凄いものですね。

その結果として、この「米豪FTA」発効後、オーストラリアの対
米貿易赤字は毎年拡大しているわけです。
つまり、この「米豪FTA」により、アメリカのほうだけが輸出を
伸ばしたわけ。

もちろんこれは、こうした単なる物質の輸出入だけの問題じゃあり
ません。

たとえば……。

たとえば、公営の水力発電会社の外資比率を……。


              ★★
 本誌は「短縮版」です。このあたりを数十行短縮しております。
              ★★


でも、ぼくたちには夢がある……


★一発の砲弾も必要じゃなく、ある国を制圧する方法……


そう、ぼくたちには、将来を見据(みす)える夢や力があります。

たとえ、こうした悲惨な状況になったとしても、農民たちと都市住
民たちが、いま以上に連絡を取り合い、産直運動を広げるなりして、
この多国籍企業たちと相対したい。

ただ、いま述べたオーストラリアでの農業の事態を見るにつけ、日
本でいま進んでいるTPPの進捗(しんちょく)状況に、ふと思い
を馳(は)せてしまいます。

いったい、この日本はどうなるのか。

先述した本のタイトルではありませんが、「国家の殺し方」という
のは、じつは簡単なのかもしれません。

一発の砲弾も必要じゃなく、FTAやTPPなどのような多国籍企
業たちの動き次第で、ある国の息の根を完全に止めることができる
のですから。

農業の「工業化」はいったい正しい選択だったのか。
そして、この農業を「投資の対象とする」ことは、本当に正しいこ
とだったのか。

いまのこうした多国籍企業たちの動きは、戦後のこの数十年の農業
の方向を振り返るちょうどいい機会なのかもしれません。

先述したように、人類の過去の歴史で、35万世代は狩猟採集民で
した。
そのあとの600世代が農民だったわけですね。

そして、わずか「2世代に過ぎない農業の内容」が、いまの工業化
農業だったわけでしたね。

これらの事実を、いまこそ、しっかりと見据えたいものです。

……それにしても、昨日の早朝のぼくの農園。

一所懸命に育った野菜たち。
彼ら彼女たち、本当に可愛いかったなあ。

頭を軽く撫(な)でてやると、それに応えて左右に首を振ってくれ
るし、もう頭からかじって食べてやりたくなるほど可愛いかった。

そのため、彼ら彼女たちを摘(つ)んで、ぼくのリュックにお入り
いただき、その日の朝食の味噌汁にしていただきました。

うん、美味しかった。
香りがいい。
歯ごたえがいい。

こうした作物を、多国籍企業の手に、けっして明け渡してなるものか。

だって、作物たち、もう「食べたくなるぐらい」可愛いんだもの。

ハハハ……。それじゃまた次回ね。ご機嫌よう。(山田博士)




               ★
               ★
               ★



▼設問です▼


設問→ 上記の文章を読み、下記の●●にあてはまるものを、選択
    語句から選んでみよ。ただし2文字とは限らない。


 「しかし、こうした●●が進めば、農民たちは、自分で自給自足
  するための作物を作ることができなくなります」

【選択語句→ サブカルチャー、朝日カルチャー、モノカルチャー】


■答え■

 下記のとおりです。でも、先に答えを見てはいけません。
 本文を再度ご覧になり、十分想像してから答えをご覧下さい。
 きっとその繰り返しが、あなたの明日を輝かせることになると
 思っています。

          答え→ モノカルチャー





______________________________
【2】

       今回、山田の「人気作品」を、
    読者限定の「大幅割引価格」で提供いたします!

     〜どの作品も、ご家族を「全力で」守ります〜

______________________________
       この欄は、毎週「月、水」に掲載



          (一昨日の再案内です)


       今回の「作品」の中身は、これです。
           ↓  ↓  ↓
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         (豪華な音声作品です!)

           ニッポンを明るくする
        ★山田の取材肉声in「博々亭」★

1.どんなことでも、継続する秘訣とは
2.山田の今日の食事
3.電気を食べる「無農薬の野菜工場」に、未来はあるんだろうか

=======================


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山田博士です。

世界最大の野菜工場が、ぼくの故郷の近く、福井県美浜町にあります。
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発行/山田博士いのち研究所

   105-0001東京都港区虎ノ門2−2−5共同通信会館B1F
http://yamadainochi.com/

事務局への連絡は、どんなことでも下記のフォームからどうぞ。
         → http://goo.gl/t12Yx
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 皆さんには関係がないと思いますが、山田が今後も皆さんのた
 めに活動したいため、ぜひその点、よろしくお願いします。
 本日も、お読み下さり、ありがとうございました。



posted by アカシンゴウ at 15:01| 健康と食 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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